前回、【鬼滅の刃180話のネタバレ・考察】で復活を果たし、珠世を葬った無惨。
すでに大勢の隊士を葬り、本日中に鬼狩りをこの世から消滅させると嘯いています。
一方の鬼滅隊側は、上弦の壱・弐・参を倒したものの、柱を含む多くの精鋭が傷を負い、戦力は大幅に低下しています。
現時点ではダメージを受けていない蛇柱・恋柱コンビは、上弦の肆・鳴女の血鬼術に翻弄され、無惨のいる場所へ合流することができません。
無惨打倒の好機ではあるものの、まだまだ予断を許さない戦況。
炭治郎や義勇をはじめとする鬼殺隊の精兵たちは、無惨へたどりつき、その首級を挙げることができるのでしょうか?
それぞれの現況を整理しつつ、今後の激闘について予想します。
鬼滅の刃第181話「大災」のネタバレ確定
それでは、鬼滅の刃の181話ネタバレ確定速報をお伝えします。
取り乱す輝利哉様
無惨の復活を阻止できず、多くの鬼殺隊員を犠牲にしてしまった輝利哉様。
「何もかも僕のせいで無駄に・・・」と完全に取り乱してしまいます。
妹が何度も呼びかけているのにも関わらず、茫然としている様子で反応がありません。
それを見かねた妹が、輝利哉様に平手を浴びせて一喝。
「しっかりなさいませお館様!!早く次のご指示を!!」
口から流血するほどの一撃をくらった輝利哉様は妹の言葉をきいて我にかえり、冷静さを取り戻します。
戦いはまだ終わっていない。
自らの父や歴代のお館様たちを思い出し、現状の苦しみに耐える覚悟を決め、一刻も早く戦力を一つに集結させるように指示を出します。
混乱する柱たち
場面は変わって無限城。
無惨復活の報告とともに、柱に集結するように指示がくだります。
戦闘中の甘露寺蜜璃は自分がもたもたしている間に無惨が復活してしまったことを落胆します。
同じく、伊黒小芭内も、時透無一郎や不死川玄弥は、命と引き換えになってでも上弦を倒しているにも関わらず、自分は何も戦果をあげていないことに憤りを覚えます。
そして足止めをくらっている現状を打破するために動きます。
炭治郎・義勇が無惨と接触
復活した無惨様と炭治郎・義勇組が接触します。
怒りのあまり刃を握りしめる炭次郎。
その様子を見て義勇が「落ち着け」となだめます。
無惨はそんな二人を見て「しつこい」と吐き捨て、身勝手な理屈を述べます。
「私に殺されることは大災にあったのと同じだと思え」、「難しく考える必要はない」
災害に遭っても天変地異に復讐しようという人はいないように、無惨に家族を殺されてもそれにこだわらず、静かに暮らしていけと。
怒りを通りこす炭治郎
炭治郎と義勇はそんな無惨の言葉をきいた炭次郎は一言。
「お前、何を言っているんだ?」と返します。
そんな炭治郎に対して無惨は変わらず淡々とした様子で続けます。
死んだ人間は生き返らないのだから、そんなことをいつまでも気にしていないで、日銭を稼いで静かに暮らしていけばよいのだ。
ほとんどの人間はそうしているのに、なぜ鬼狩りたちはいつまでも自分を追いかけてくるのか、本気で不思議に感じている様子です。
一通りの無惨の台詞を聞き終えた炭治郎と義勇。
もちろんそんな理屈を理解することができるはずがありません。
「お前は存在してはいけない生き物だ」と、もはや怒りを通り越し、静かな表情で無惨を見ている描写で次回へと続いています。
鬼滅の刃第181話「大災」のツイッター感想
#wj49 鬼滅の刃
打ちひしがれるキリヤ。ウブヤシキ家の背負う業、重すぎる…まだ2ケタ歳もいってない子どもだろうに…でも前のお館様は考えが読めなさすぎてラスボス疑惑まであったから、こういう血の通ったシーン見られたのは個人的にはよかったな。
— 真黒コスモス (@axelmagro) November 1, 2019
両親を失った直後に、一族の悲願である宿敵を倒すための最終作戦の指揮を執らざるを得なくなる。
中繁華じゃないプレッシャーですよね、産屋敷の一族はどこか精神的に人を超越している人ばかりかと思っていたので、ここで人間性を見せてくれたのはある意味、安心しました。
#wj49#鬼滅の刃
無惨さまってやっぱりむちゃくちゃ魅力的な悪役だよな。「お前らの相手は疲れた」って、100%自分のことしか頭にないやつのセリフだよ。— いおり:週刊少年ジャンプ感想/WJ21 (@jump_review) November 2, 2019
ここまで身勝手な悪役、前代未聞ですよね。
大抵のラスボスって、悪事に手を染めても成し遂げたいことがあるとかそういうパターンが多いのに、この人、そういう立派な思想がゼロですよ。
千年以上も生きてるはずなのに……
童磨でさえ「自分はどうやら欠けているらしい」自覚と「その欠けているものを感じられるだろうか」という期待があったのに、こいつは心底自分が完璧な存在で他がおかしいだけと思ってるからな
サイコパスを超越した何か— 魚偏に弱いと書いて柊 (@hirg_jmp) November 1, 2019
童磨の場合、あのままの性格でも所属した組織や家族次第で世のため、人のためになるような生き方もできたんでは……と思えなくもなかったんですが(実際、宗教団体では救われた人もいたでしょうし)、無惨はダメだ。
人の迷惑になる人生しか考えられません。
やっぱ無惨様って現代の意味での“悪”だよなあ。
なんか立派な目標があるわけではなく、ただただ“私欲”で他人を使い捨てるっていう悪。世界征服とか、鬼の世界を作るっていう壮大さが全くないのがイイ。— いおり:週刊少年ジャンプ感想/WJ21 (@jump_review) October 31, 2019
ある意味、現代的な悪党なのかなあって気もします。
過去から何も学ばず、未来への展望もなく、ただただ自分が大事なだけのクズ。
今のマンガだからこそ、こういう敵を描けるんじゃないかなあって思いますね。
これから最終決戦ですが、今から無惨の最後がどんなものになるのか期待しています。
鬼滅の刃第181話「大災」の考察
復活した無惨の元へ辿りついた炭治郎たち。
一方、鳴女の前で釘付け状態の恋柱たち。今後、事態はどう推移するのでしょうか。
輝利哉様の精神状態は大丈夫か?
先代が爆死した直後から鬼殺隊の全権を背負うことになった輝利哉様。
冒頭の姿は憔悴しきっており、思考停止状態に陥りかけていたようで、妹から叱咤(+オマケのビンタ)を喰らい、すんでのところで立ち直っています。
父母を失った直後に先祖代々の宿敵である無惨掃討の指揮を執ることになったこの状況、若干八歳の少年にとってはあまりに厳しすぎる重責です。
今回は気を取り直したようですが、今後も気力を保ち続けられるのでしょうか?
周辺に元・炎柱と元・音柱が控えているとは言え、身辺の安全も気がかりです。
まだ登場していない可能性のある新・上弦の伍が来襲することも考えられます。
苦戦する恋柱・蛇柱コンビに手を差し伸べたのは?
相変わらず鳴女に有効打を与えることの出来ない伊黒・甘露寺両名。
この場で釘付けにされ続けるくらいなら、鳴女は捨て置いて、最終目的である無惨の元へ向かうべきではないかと焦慮が生まれつつあります。
その時、謎の手が現われ、甘露寺 を引っ張りました。
この人物は何者なのでしょうか?腕の服装を見る限り、鬼殺隊の隊士であるように見受けられますが……最も可能性が高いのは愈史郎でしょうか。
この無限城に入って来ている隊士たちは大半が合同強化訓練をくぐる抜けてきた精鋭であるはずなので、恋柱も顔見知りになっているはず。
その彼女が「誰?」と驚いていることは、正規の鬼殺隊員ではないとも考えられます。
そうなると該当するのは愈史郎です。
鳴女の血鬼術に対する必勝法は?
現時点で甘露寺 たちの前に現われた助っ人が誰なのかは判りませんが、いずれにせよ鳴女の、無限城の構造を自在に変更できる血鬼術は厄介きわまりないものなので、彼女を倒してから無惨の元に向かうことが最適解であるように思われます。
ですが近付こうにもその血鬼術のせいで傷一つ付けられない状態なのです。
仮に助っ人が愈史郎だとしたら、どのような対策を打つことができるのでしょうか?思い出されるのは、鬼の血液を運搬するため、珠世たちから炭治郎に派遣されていた猫の存在です。
猫は、貼り付けることで姿を消す札を持っていました。
同じような札を使用することで、鳴女が気付かないうちに近くまで接近できるのではないでしょうか。
怒りの炭治郎、覚醒成るか?
とうとう無惨と対峙した義勇と炭治郎。
無惨は鬼殺隊は異常者の集まりであると断言します。
自分は台風や地震のような存在であり、それに復讐を遂げようとする行いは愚行の極みである、と。
あまりに身勝手な物言いに静かな表情で怒りを見せる炭治郎。
作中、彼が怒ることは何度もありましたが、ここまで相手を突き放した怒りの表情を表すことはなかった気がします。
この怒りが、さらなる能力の向上に繋がり、無惨を追い詰めるのでしょうか?
とはいえ、本作では激怒に駆られることが状況を打破するケースは一度も発生していないので、これだけで優位に立てたりはしないかもしれません。
少なくともこの激怒が、ヒノカミ神楽最後の型を発現させるような展開にはならない気がします。
鬼滅の刃の第181話「大災」の考察・ネタバレまとめ
いわゆるラストバトルの開始です。
作品前編を通した宿敵と対峙する主人公。
傍らには、第一話で主人公を導いてくれた恩人の存在。
ですが、予想外の展開を見せる本作品のこと、この戦闘がどのように推移するかは判断できません。
そもそも、無惨の強さはどれ程のものなのか。
いまだ本格的な戦闘シーンがないので、炭治郎たちとどれくらいの開きがあるものか分析不能です。
とはいえ炭治郎がどれだけパワーアップを遂げたとしても、作中屈指の激戦になることは間違いないでしょう。
鳴女と対峙中の恋柱たちは間に合うのか、上弦壱との戦闘を終えたばかりの風柱・岩柱たちも駆けつけるのか、次回も見逃せません。
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