前回【鬼滅の刃189話のネタバレ最新話・考察】では甘露寺を襲った無惨の攻撃の秘密が明かされつつも、柱たちの体力は限界まで行き、しかし猫の茶々丸が届けた珠世の薬によってなんとか回復することができました。
そして今回の注目は何と言っても、万力の力によって伊黒は刀を赫くすることができるのかという点です。
呼吸の資質という点だけで言えば、手本となっている時透無一郎に伊黒がすぐ及ぶのかという疑問もありますが、刀を赫くするには資質とはまた別の可能性がありそうなことと、命を賭する伊黒の意気込みは望みの結果をもたらしそうな気配があります。どうなるでしょうか。
鬼滅の刃(きめつのやいば)190話ネタバレ最新話確定速報
鬼滅の刃第190話「ぞくぞくと」のネタバレです。
万力の力を込め、刀を赫くした伊黒だったが…
伊黒の誤算
目論見通り刀身を赫くすることができた伊黒でしたが、すぐに自らの失敗に気づきます。
既に多くの体力を失っていた伊黒は、刀身を赫くすることだけに集中したせいで、酸欠で失神しかけてしまったのです。
絶体絶命。不死川が名前を叫ぶも反応することができず、義勇の援護も間に合いません。
しかしなぜかその瞬間、伊黒の身体は無惨の攻撃を避けてはるか上空へ飛び上がっていました。
見えない攻撃
無惨は突然飛び上がった伊黒に驚くと同時に、斬られた自分の腕が奇妙な切断面をしていることに気づきます。
それは悲鳴嶼の鉄球とも、不死川の刀とも違っていて、伊黒を救おうとした義勇は別の場所にいたはず、そして伊黒の攻撃とも違います。
まず伊黒の避け方もおかしかったと考えている間に、また腕が奇妙な斬られ方をします。
それはまるでガタガタの形状をした、切れ味が悪い刃物で斬られたような…。
現れる三人
そこで無惨は愈史郎の術によって姿が消している者がこの場にいることに気がつきます。
そして冷静に、土埃の動きと風を切る音から三人いると見抜いて攻撃を加えます。
無惨の攻撃によって愈史郎の札が切り裂かれ、姿を現したのは善逸、カナヲ、そして伊之助。
気配を消していた三人は、暴かれると同時に痛みから叫び声を上げます。
しかし伊之助はまだ札はたくさんあると煽りたてて無惨の怒りを買います。
赫い刃の効果が現れる
伊之助に注意が向かった無惨の両腕を、赫く染まった伊黒の刀が斬り落とします。
赫い刃による攻撃は明らかに無惨の再生を遅くしていました。
善逸、カナヲが再び札を使って姿を消し、それぞれの攻撃を繰り出す中で、伊黒の赫い刃が無惨を襲います。
その多様な攻撃に対応し続ける無惨はイライラを募らせていきます。
赫く染まるそれぞれの日輪刀
三人の参戦によって余裕が生まれた悲鳴嶼が、自らの日輪刀の斧の部分と鉄球とを強く叩き合わせました。
すると双方は火花を散らし、灼けるような匂いと熱を発しながら色を赫く変化させていきます。
悲鳴嶼が赫くなった鉄球で無惨に攻撃を加えると、受けた無惨の肩の周辺が軽く消失し、無惨もその威力に驚きます。
そして不死川もまた義勇の日輪刀に己の日輪刀を強く叩きつけ、双方の刀身を赫く染めていきます。
夜明けまであと一時間三分と叫ぶ鎹鴉。
不死川が余裕の雄叫びを上げ、義勇と共に今一度無惨へ向けて赫く染まった日輪刀を構えます。
鬼滅の刃(きめつのやいば)190話最新話の考察
前回第189話では無惨の攻撃の謎の一端が明かされ、柱たちの体力も一時回復し、伊黒が刀を赫くすることに挑みました。
そこから今後はどういった展開が考えられるか、紹介していきたいと思います。
無惨の攻撃の秘密
前々回で甘露寺が苦戦した無惨の謎の引っ張る力は、腕に現れた無数の口が息を吸い込むことによって動きを止められるというものでした。
言ってしまえばものすごく強力な掃除機のようなものですね。
伊黒はそれをすぐに見破って、やっかいではあるものの対応はできているようです。
これに関しては特別これから攻略するべきものというよりは、柱を苦戦させる無惨の能力の一部というところにとどまりそうな気配です。
柱はもう限界?
柱たちはかなりの長時間戦ってきていますが、前々回で甘露寺が限界に達し、前回では義勇に限界が見えました。
無惨の毒に侵されているということもあり、このままでは夜明けまではとても持たなさそうな状況でした。
茶々丸は死んだ?
しかしそこで登場したのが愈史郎の使いでもある、珠世の猫です。
茶々丸というちゃんとした名前があるんですよね。
戦いのさなかに飛び込み、限界に来ていた柱たちに珠世製の薬を打ちこんで回復させました。
そして役目を果たして無惨に切り裂かれてしまうんですが、死んでしまったんでしょうか?
完全に切り刻まれているのは間違いないので、普通の猫か、あるいは幻覚のようなものでもなければ完全に死んでいます。
確かにこれまで柱などもよく切り刻まれ、他の隊士もあっけなく殺されてきてはいますが、ただ、これだけ可愛く登場してあっけなく死んでしまうのはちょっと残念な気がします。
それだけこの戦いが無情であるという象徴なのかもしれませんが、なんとか助かって欲しい感じもしますね。
今はまだ愈史郎も出てきていませんから、そこも気にしておきたいところです。
薬の効き目はどれくらいもつ?
柱たちに打たれた薬は単なる回復薬ではなく、無惨の毒を食い止める働きがあるようです。
しかし悲鳴嶼によれば一時的なものでもあるようなので、効き目が止まる時は来るでしょう。
無惨によれば夜明けまでは一時間十四分。ちょっと効き目を継続させるには長い気がします。
日輪刀は握力で赫くなる?
最後、伊黒が日輪刀を赫くする秘訣を握力と考え、刀を握りました。
実際に赫くなっているので、完全に赫くできるか継続できるかはまだわかりませんが、方法は間違ってなさそうです。
これまでの描写からも、日輪刀を赫くするにはどうやら精神的な部分よりも実際の熱や力など、物理的な力を加えることによるものが大きいようです。
もしそうならば他の柱たちにも可能なはずで、あるいは無惨の膨大な力を利用することもできるかもしれません。
伊黒は甘露寺に誓った通り己の命を懸けて全力で刀を赫くしようとしています。
もし赫くなれば鬼への威力は絶大。
果たして伊黒は命尽きる前に刀を赫くすることができるでしょうか。
鬼滅の刃の第190話「ぞくぞくと」のネタバレ・考察まとめ
鬼滅の刃、前回第189話では、伊黒が命を懸けて自らの刀を赫く染めようと試みました。
今回第190話では、最初こそその試みは失敗しましたが、愈史郎の札により姿を消していた善逸、カナヲ、伊之助の三人が参戦したことで伊黒も危機を脱し、赫い刀による攻撃の有用性を確かめます。
そして三人の参戦によって余裕のできた悲鳴嶼も自らの武器を赫く染め、さらに不死川と義勇も刀を赫く染めます。
効果があるとわかれば即対応する柱たちの機転も流石ですが、善逸ら三人の参戦と、陰の功労者である愈史郎の存在も大きいですね。
続く総力戦もあと一時間。どうなるでしょうか。
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