前回【鬼滅の刃186話の考察とネタバレ】では、無惨の毒が回り意識を失った炭治郎が、自らの先祖の記憶の中に迷い込んでいました。
そこで、炭治郎は始まりの呼吸の剣士、継国縁壱と出会い縁壱の哀しい半生を聞かされます。
ヒノカミ神楽の十三番目の型を求めている炭治郎は、日の呼吸の使い手である縁壱からそれを聞き出したいと思っていますが、自分は遠い過去の記憶を見ているにすぎないため、干渉できずにただ話を聞くしかありません。
炭治郎は縁壱から十三番目の型を聞き出すことができるでしょうか?
そして現実では息と心臓が止まっているとされた炭治郎。果たして蘇り、先祖の記憶の中から生還することができるのでしょうか?
鬼滅の刃(きめつのやいば)187話ネタバレ確定速報
それでは、鬼滅の刃の187話ネタバレ確定速報をお伝えします。
無惨には心臓が7つと脳が5つある
ネタバレ注意⚠
鬼滅の刃187話見ました!
無惨様が心臓を7つお持ちになっていたことに今日一で驚きました..
そして縁壱さんがめちゃカッコイイ!
ヒノカミ神楽拾参ノ型が気になるぅ! pic.twitter.com/sFqZbgC7DA— ちーかま (@BChihaya) December 16, 2019
鬼の始祖である無惨と初めて対峙した縁壱は、火山から噴き出し噴き出すよう溶岩のように煮えたぎり、全てを飲み込もうとする暴力的な生命力に満ち溢れていると感じた。
「呼吸を使う剣士には興味がない」と言うと無惨は無惨は恐るべき速さと間合いの広さで腕を打ち振るいました。
攻撃を避けると遥か遠くまで竹が切り落とされる音がし、かすり傷でも死に至ると感じた縁壱は背筋を凍らせました。
そして、相手の体が透けて見える縁壱は無惨の新たな事実を発見してしまいました。
彼には心臓が7つ、脳が5つあったのです。
無惨を圧倒する縁壱
この瞬間、自分の剣技の方が完成したと言いました。
炭治郎は、完成した型と聞いて十三個目の方だと感じ、それを知りたいと強く思いました。
完成した剣技で一気に斬りこんだ縁壱、無惨は攻撃を避ける事ができずいくつも体を切り落とされ、斬られた首が落ちないように支えていても繋がらず、いつものように再生出来ない事に無惨は困惑している様子でした。
縁壱は、自分の赫刀は鬼の始祖でも効果的面だという事を知りました。
そして、どうしても聞きたかった事を無惨に訪ねました。
「命をなんだと思っている」と訪ねましたが、無惨からの返答はありませんでした。
怒りのため顔を赤黒く膨れ上がらせ、縁壱を見ているだけて言葉は心にまで届いていませんでした。
珠代の登場
縁壱は隣にいた鬼の娘に目を向けました。
不思議な事に、彼女は無惨を助けようとする様子もなく、頸を斬られて再生できない無惨の姿を見つめ、希望の光で瞳を輝かせていました。
そして、縁壱が無惨にとどめをさそうと近づいた時、無惨の体は千八百に分かれて弾け飛び、千五百程を斬った縁壱でしたが、残りの無惨の体はバラバラになって逃げてしまいました。
それを見た娘はその場に倒れ込み「もう少しだったに。死ねば良かったのに!生き汚い男!鬼舞辻無惨!」と頭を掻きむしって取り乱しました。縁壱は娘をなだめると無惨についての話を聞きました。
娘の名前は珠代と言いました。
そして、無惨は縁壱が死ぬまで姿を現さないと言い、そして、縁壱は珠代に無惨を倒す手助けを頼みました。
その後、駆けつけた仲間から、縁壱は兄が鬼になった事を聞かされました。
「呼吸を使う剣士にはもう興味がない」と無惨が言ったのは、月の呼吸の使い手である兄・巌勝を鬼にする事に成功したからでした。
鬼狩りを追放される
縁壱は、無惨を倒せなかった事、珠代を逃がした事、兄が鬼になった事の責任を取るために鬼狩りを追放されます。
さらに、一部の者からは自刃せよと声が上がりましたが、登場六歳だった当主になりたてのお館様がそれを止め、自刃は免れました。
縁壱は、鬼舞辻無惨を倒すために特別強く造られて生まれたのだと思いましたが、しくじってしまったために多くの人の命が奪われ心苦しいと言いました。
鬼舞辻無惨を倒すために生まれてきたのに、それを成す事が出来なかった自分を責め、深く傷つきました。
縁壱の涙
【鬼滅の刃187話】
縁壱さん、自分のことめっちゃ悔やんでる……(´;ω;`)縁壱さん、何考えてるかわからない雰囲気があるけど、
無惨を殺し損ねた悔しさはヒシヒシと感じる。 pic.twitter.com/E9Sk1WhoWv— がじゅ丸太郎 (@KxzlX7OZpjfkdNx) December 16, 2019
炭吉は、縁壱は悪くないと言いました。
炭治郎も、縁壱に何か言葉を掛けたかったのですが、何と言ってあげれば良いか分かりませんでした。
祖先の炭吉が何か言ってくれるかもしれないと思いましたが、炭吉も何も言う事が出来ず、しばらく沈黙が続きました。
その時、炭吉の子供、すみれが無邪気な笑顔で縁壱に近づき抱っこをせがみました。
縁壱の方が背が高いため抱いてやってほしいと炭吉は頼み、すみれを高い高いしてあげると、とても楽しそうに声をあげて笑いました。
それを見て縁壱の目には涙が浮かび、すみれを抱き抱えるとうずくまって涙を流し続けました。
その後、炭吉の妻であるすやこが背中に赤ちゃんをおぶって栗を沢山抱え、戻ってきました。
泣いている縁壱を見て、すやこは少し驚いた様子たでしたが、何があったかは聞かずに「大丈夫よ」「元気だして」と優しい笑顔で包み込みました。
炭吉を通してその光景を見ていた炭治郎は、傷ついた縁壱の心がほんの少しでも救われるようにと願いました。
鬼滅の刃187話の感想
ネタバレ注意⚠
鬼滅の刃187話見ました!
無惨様が心臓を7つお持ちになっていたことに今日一で驚きました..
そして縁壱さんがめちゃカッコイイ!
ヒノカミ神楽拾参ノ型が気になるぅ! pic.twitter.com/sFqZbgC7DA— ちーかま (@BChihaya) December 16, 2019
心臓が七つもあったのは驚きですよね。一体何に使うんでしょう…
鬼滅187話。縁壱さんの過去と無惨様のダイナミックエスケープ(肉塊)。無惨様のヘドロのような生き汚なさと縁壱さんと炭吉一家との陽だまりのような美しさの高低差をよくも1話にまとめようと思ったな…
— ぽむぽむさん@微発酵中 (@Pomu2_Hu) January 5, 2020
無惨は一見高貴さを持っていますが、逃げることに躊躇がないところなどは動物的なんですよね。縁壱との違いが鮮明です。
鬼滅187話
鬼殺隊士に責められていた縁壱さんだけど、鬼になった兄とグルだとか鬼のスパイだとかいう疑いは持たれていなかったと思う 少しでもそういう疑念があったら絶対に追放なんかしないはずなので…だって野放しにして鬼になったらもうこの世の終わりでしょ…— 蕨 (@warakime) December 17, 2019
確かに。縁壱が鬼になってしまったら地上最強の鬼が誕生してしまいます。しかし疑いはないのに追放しようとした鬼殺隊の皆さんの言い分をいつか聞いてみたいものです。
珠世にとって縁壱との出会いは奇跡だったかもしれませんが、縁壱にとっても竈門家との出会いは奇跡だったんでしょう。
鬼滅の刃(きめつのやいば)187話「無垢なる人」の考察
早速、187話「無垢なる人」の考察です。
炭治郎は十三番目の型を聞き出せるか?
炭治郎は先祖の記憶を見せられているだけなので自ら縁壱に尋ねることはできません。
ですが、186話の終わりに仇である鬼舞辻無惨と出会あっており、刀を抜く寸前です。
立ち合うことはほぼ確定で、その戦いの中か、あるいはその後の修行か?において、十三番目の型を見ることができる可能性は高いと思います。
ただし縁壱から解説してもらえるわけではないので、何かのヒントだけに留まるかもしれません。
縁壱は兄のことを誤解していた?
縁壱の兄であり、後に上弦の壱となる厳勝は既に自ら縁壱との因縁の過去を語っていますが、その感情はかなりネガティブなものでした。
しかし今回縁壱が語った厳勝との過去は厳勝のそれとはだいぶ印象が異なり、ただ優しい兄としての記憶しかありませんでした。
その清らかさがまた厳勝が縁壱を憎んだ理由でもあったわけですが、少なくとも縁壱は厳勝のことを全く恨んでいないことがわかります。
既に語られている歴史からすると、この後に厳勝は縁壱と共に鬼狩りの仲間になるはずですが、この縁壱の厳勝に対する印象が、厳勝の鬼狩り入りに何か関わってくるかもしれませんね。
縁壱が出会った鬼狩りは炎の呼吸使い?
妻子を惨殺された縁壱の元を訪れた鬼狩りは、表情こそ描き込まれていませんが、その髪色と髪型は炎柱である煉獄杏寿郎を彷彿とさせます。
思えば杏寿郎の父親である槇寿郎も非常に似たビジュアルでした。
産屋敷や、炭治郎の先祖も炭治郎と瓜二つなことからすると、鬼滅の刃の世界では同じ血統は似たビジュアルになるのかもしれません。
そこから推察すると、もしかして他でもどこかに密かな血のつながりを持つ者も……?
炭治郎の命は?
そして記憶の中ではないほうの、現実の炭治郎も忘れてはいけません。
現在は無惨に与えられた傷から毒が入り込み、呼吸と心臓が停止して死の直前です。
しかしこれは少々楽観的ですが、炭治郎は生き返るのではないでしょうか。
十三番目の型を巡る記憶の旅の中とも言えます。旅は家に帰ってこなければ意味がありません。
無惨との最終決戦も控えており、炭治郎は十三番目の型のヒントを掴んで帰還すると思います。
縁壱は無惨を倒せる?
既に判明している歴史では、縁壱は老衰で息を引き取る直前に、鬼と化した兄と対峙します。
そしてもちろん無惨も後の世に生き残っています。
ということでどちらも死ぬことはなく、引き分けに終わるでしょう。
ただその終わり方はどうなるか。
少なくとも老衰の直前、厳勝の前に現れた時はどこかに大きな傷を負っているような感じはありませんでした。
鬼ではない縁壱に再生能力はないため、無惨から大きな傷を与えられることは無かったと考えられます。
一方で無惨には無尽蔵の回復力があるため、死以外の場合はほぼ復活が可能と考えられます。
そして無惨の日の呼吸の剣士への並々ならぬ恨みからも、過去に相当の因縁があったことが考えられます。
ということで無惨 vs 縁壱は、縁壱優位の引き分けに終わるのではないでしょうか。
鬼滅の刃の第187話「無垢なる人」のネタバレ・考察まとめ
前回186話では、死が近づく炭治郎が先祖の記憶の中で縁壱に出会いました。
そして今回187話、やはり十三番目の型があらわれましたね。
ただし漫画として読者の目には見えていますが、炭治郎は縁壱の話を聞かされているだけなので、どこまで理解したかわかりません。何かヒントは掴めたでしょうか。
無惨 vs 縁壱は引き分けには終わりましたが、実質縁壱の完勝でしたね。
何より1800に散らばった無惨の肉塊のうち1500は斬ったというのだから恐ろしいです縁壱。
しかしその強さと引き換えのように、人としては何も持つことができなかった、鬼舞辻無惨を倒すために特別強く造られたのだと語る縁壱の姿がとても物悲しかったです。
炭治郎の復活はまだ先になりそうですね。次回も楽しみです。
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